お知らせ

朝日新聞に掲載いただきました。

一昨年に神奈川県横浜市で竣工した、高性能な「木賃アパート」が取材されました。

こちらのプロジェクトです↓
https://saa-jp.com/…/%e7%8d%85%e5%ad%90%e3%83%b6%e8%b0…/

スタジオAでは、賃貸住宅が暖かくて涼しい住宅になればと、以前より高断熱高気密化に取り組んできました。

日本ではおおよそ家の所有と賃貸はほぼ50:50ともいわれています。しかし分譲住宅はその性能や仕上がりにとても気を使われているにも関わらず、賃貸だと暑くて寒くてうるさくても、なぜか「そんなもの。当たり前」とされてきました。
住んでる人はどちらでも同じように生活をしているにも関わらずです。

同じように住居にお金を払っているにも関わらず、その違いがあることは(また当たり前とされていることは)とてもおかしなことだと思っています。

例えばイギリスでは、16度以下に室温が下がる部屋は法律で貸せないことになっていると聞きます。つまりそんな室温になる部屋は人の住む部屋ではない、ということ。ヨーロッパに行くとどこも暖かいのは、そんな住まいに対する意識の違いなのかもしれません。

暖かく涼しい賃貸住宅は、快適で健康に過ごせ、光熱費も安いので借りる人は喜んでもらえます。
実際この木賃アパートは相場より1部屋あたり1.1万円も高い家賃でありながら、3年半の間、一度も退去者がでていません。事業主さんからすると空室リスクがないことが一番リスクが少ないことです。

つまり本当の価値は、その性能にあるということ。
特に断熱はきちんと施工していれば経年劣化が少なく、投資効果が長持ちします。エアコンは10年すると取り替えますが、断熱材は30年40年と使えているものもあります。

賃貸の高性能化は未来への避けがたい課題です。やればやるだけ、大家さん/住まい手/地域にとって良い方向に進みます。もちろん脱炭素社会にも不可欠です。興味のある大家さんや事業主さんは相談してください。

これからも #断熱とデザイン を目指して頑張ります!